ハル王子の独白の一部。みんな立派な君主を待ち望んでいるが、俺のような放蕩三昧の王子が豹変すれば、世間の驚きや喜びもいっそう大きくなろう、お祭りはたまにやって来るからありがたみが増す、君主も同様だ、という内容だ。しかし、この独白を非難する批評家は多い。たしかに自分を人々から待ち望まれている君主とするあたり、少しうぬぼれすぎの気配がある。
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